「お客様本位の業務運営方針」に関する2023年度取組み状況につき、ご報告致します。
取組状況1.お客様の声を生かし、お客様本位の業務運営を推進します
- お客様からお預かりしているご契約件数:14,949件
- お客様の声受付件数:15件
- お客様の声を議題にした社内会議開催回数:6回 (受付15件全件討議)
たとえ耳に痛い叱責でも、成長を期待していただいているお客様からの暖かい励ましの言葉であり、有難いプレゼントを頂いた、と弊社は考えるようにしております。お客様から頂く声には「苦情」ばかりでなく「ご相談」「ご照会」時には「お褒め」もあります。苦情に限らず、頂く声にはそれぞれの理由があります。どうして、貴重なお客様の手間と暇を掛けてまで、わざわざ声を頂いたのか、じっくり原因を考え、再発させない事がお客様にお応えする道と考えております。当社は小規模保険会社です。しかし、だからこそ出来る手法として社内会議席上で役職員全員が、すべての声の発生「原因」を多方面から「真因」に至るまで、とことん考える手法がとれます。
また、論議を続けそこから導き出された真因を克服する「再発防止」の取組みを実行する、PDCAマネジメントこそが弊社業務品質向上を支える取組みの柱としています。そして、取組んだ再発防止策を「確実に実行したか」、その再発防止策は「実効性があったか」、より効果的な策に「変える必要はないか」、などの角度から検討を繰り返しています。
取組状況2.お客様の最善の利益となる保険商品をご提供します
お客様にとって最善の利益となる商品提供を目指しています。最善の利益をご提供させていただくためには、お客様のことを十分に知らなければ、お客様が保険商品にお求めになる商品価値が発揮できません。商品のご案内の前にお客様の現状を十分に理解する事に努力を惜しみません。その取組の一環として、5回目の学会でのセミナー開催で、商品内容と事故に係るお客様ニーズの把握に努めて参りました。さらに既存商品でお客様のニーズにお応えし切れない場合は、様々なニーズに合った新商品の開発を行い、お客様にとって最善の保険商品の提供を図ってまいります。
取組状況3.お客様の利益に反しない適切なお取引を目指します
当社はどこの企業グループにも属さず、独立独歩で顧客本位、顧客保護の企業理念で歩んでいます。お客様の利益に最も合致した保険商品のご提案をさせていただくため、商品販売時、ご理解ご納得を頂く説明が出来る知識と話法、説明ツールに工夫を施しています。お客様の利益に反する取引はありません。
取組状況4.重要な情報の分かりやすい開示に努めます
当社は投資リスクのある金融商品・サービスなどは取扱っていません。保険の必要性が発揮されるのは事故発生時です。万が一の防ぎきれない事故に備える事が保険の使命であるとは言え、お客様にとってより重要なのは、事故そのものの発生を未然に防止する事だと考えています。当社ではHP上に「美容医療賠償責任保険ニュース」や「美容医療事故事例紹介」「判例集」などを掲載し、また契約者・販売代理店向けに「美医賠通信」を発行、保険商品のご理解をより深めて頂く一助としていただくとともに、事故の未然防止の啓蒙にも寄与しています。
取組状況5.教育・研修を通じ役職員・販売代理店の能力向上を続けています
多様化するお客様の保険商品ニーズにお応えするため、商品内容をより明確に分かりやすく説明出来る能力の向上を目指し、研鑽を続けています。役職員個々の日常自己啓発に加え、ミニ研修会の開催や社内会議では適時的確な研修を毎回実施し能力向上を図っています。また、販売代理店向けには、上記4記載のツールを使い、オンライン研修会を5回開催しのべ92人の参加者を得ております。さらに個別研修も8回実施し、販売能力の向上をはかっています。
2024年5月
ご参考
金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」と当社「お客様本位の業務運営方針」に関する取組状況との関係
当社は金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択し「お客様本位の業務運営方針」と取組状況を当社ホームページ上に公表しております。原則と方針に関する取組み状況との関係は以下の通りです。
原則3(注)、原則4、原則5(注2、注4)および原則6(注1~4)は当社の取引形態上または投資リスクのある金融商品・サービスの取り扱いがないため本方針の対象にしておりません。
・原則2:取組状況1、取組状況2 ・原則3:取組状況3 ・原則5:取組状況4 ・原則6:取組状況2、取組状況4 ・原則7:取組状況5
★金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」と当社「お客様本位の業務運営に関する方針」との関係